2026.2.19
Durazno
2026.2.26 THU
世界に先駆け、日本先行発売
新作パフューム「Durazno (ドゥラスノ) 」を世界に先駆け、2月26日(木)に発売いたします。
それは、アジア文化に触れたときにしばしば立ち現れる、夢のような感覚の中から生まれた香りです。そこでは、夢と自然が詩的な空間として共存しています。その源となったのは、ひとつのイメージ ――
桃茶のカップから立ちのぼる、やわらかな湯気。静かなひとときが儀式へと変わり、葉と花が香りへと繊細に姿を変えていく瞬間です。
この香りは、茶文化への深い敬意から生まれました。とりわけ中国や日本の伝統において、茶は単なる飲み物ではなく、「時間・忍耐・存在」に向き合うための儀礼です。
お茶を淹れ、味わうという行為は、速度を落とし、繰り返しと静けさの中に美を見出す営みでもあります。
香りの創作における芸術家としてのジュリアン・ベデルの成長もまた、アジア的感性との出会いによって育まれてきました。
長年にわたる日本文化への旅と没入、そして近年の中国文化との深い関わりは、自然界の捉え方や、感覚を通じた人間と自然との関係性に、新たな層をもたらしました。
それらの体験は、新しい「知覚のあり方」を彼に示し、自身の創作と向き合う姿勢に、より深い奥行きと意識を与えています。
“音楽における〈失われた基音〉のような気配。
姿はまだ現れていないのに、すでに完全に知覚されている。”
―― ジュリアン・ベデル
「Durazno」のアコードは、ピーチ、ポメロフラワー、ハニーサックルによって構成されています。
それぞれの要素は、静かな対話を交わすかのように響き合います。
メロディアでは、カルダモン、グアバ、ジャスミン、ローズ、アンブレットが次第に立ち現れます。
それぞれの原料は、音楽における和音の一音のように機能します。
処方そのもの、そしてその中のすべての素材は、ギターコードを構成する音符のように、それぞれが唯一無二の存在でありながら、全体にとって欠かせないものです。
そこには音楽と同様に、「失われた基音」の感覚があります。
明確に存在しているわけではないのに、確かに知覚される何か。
詩と香りが出会うための、ひとつの余白です。
FUEGUIA 1833 は香りのラボラトリーであり、そのため処方と製造のプロセスは、創設者でありアーティストであるジュリアン・ベデルにとって本質的な意味を持ちます。
「Durazno」では、ピーチリーフは水蒸気蒸留によって抽出され、グレープフルーツフラワーとハニーサックルは低圧加水蒸留によって得られています。
すべての要素は互いを支え合い、自然で、流動的で、生命感のあるバランスを形づくります。
低圧抽出という手法の選択は、最も揮発性が高く、繊細な分子を守るために意図されたものです。
圧力を下げ、穏やかな工程で作業することで、蒸気は丁寧に扱われ、香りの核となる要素が損なわれることなく保たれます。
このアプローチは、強さを無理に引き出すのではなく、素材がもつ儚い美しさと自然な柔らかさを守り、封じ込めるものです。
「Durazno」の初期エディション は 500本限定でリリースされます。
FUEGUIA 1833 Japan のギャラリーにて先行発売され、その後、2026年春より世界各国の FUEGUIA 1833ギャラリーおよび fueguia.com にて展開予定です。
Durazno は、覚醒と眠りの境界において、断片として姿を現しました。
それは、私が東洋の庭園を訪ね歩いた数多の記憶、そのすべての総和を通して立ち上がってきたものです。
その形は、個々の庭の中ではなく、それらの庭と庭の「あいだ」に生まれました。
音楽における〈失われた基音〉のように――
まだ物理的にはそこに存在していないにもかかわらず、確かに完全に知覚される気配として。
そしてこの香りは、あなたの共犯性に身を委ねます。
常に自らをあらわし続ける、あなた自身の無限の庭へと、そっと寄り添いながら。
―― ジュリアン・ベデル
100ml ¥58,300 / 30ml ¥35,200
5ml ¥4,950 (Azabudai / Online)
※各製品の発売日・お取り扱いは、原材料の調達状況により予告なく変更となる場合がございます。