II
植物探査
私たちは永遠の物語を伝えるため、つまり香りの背景にある目には見えないエッセンスを作り出すためにエキゾチックな原料を栽培しようと決めました。香りの作り手は自然なのですから。
「私たちが望むことは、自然を用いて人とつながること。作品があなたの生涯を通して共に歩み、寄り添うことができれば幸いであると考えています。」
ジュリアン・べデル
フエギア1833の誕生に影響を与えた古代の伝統に従い、植物研究の大半はジュリアンの調査旅行によって行われています。
自生する希少な植物を求めるジュリアン・べデルの調査旅行は、フエギア1833の心のよりどころであるアルゼンチンのパタゴニア地方から始まりました。ここの大地は厳しい自然環境に支配されています。ジュリアンはこの地を入念に調査し、その研究を発展させ、世界中に多様な原料を求めながらこのエキゾチックな多様性を表現する香りを誕生させ、製品作りを行なっています。彼の選んだ植物の大半はこれまで香水に使われていないものです。
同様の精神のもとで誕生したのが「フエギア1833 ボタニー」です。ウルグアイにある50エーカーに及ぶ広大なプランテーションで南米固有の芳香性植物を100種類以上、持続可能な方法で栽培、蒸留しています。
ジュリアン・べデル
「薬草の魅力とは、固有の香りを持つものが多いこと、また香りを持つ植物は通常有益あるいは活発な特性を持っていることです。これらの特性は揮発性のものが多く、必ずしも香りではなく、インパクトを与えることができるのです」
ジュリアン・べデル