III
香水作り
私たちが誇りとしているのは、最初から最後まで自分たちの手で香水を作っているということ。当社で作るすべての香水は、植物の調査から製造まで-原料を抽出し、混ぜ、調合し、ボトルに入れるまでの全工程を当社で行なっています。
「他の人が捨てるような物にも可能性を見出すことで原料を余すところなく使うことができます。持続可能性とは欠けているところを見つけ、有用なものへと変化させることなのです」
ジュリアン・べデル
エキゾチックな素材は希少であるため、フエギア1833のフレグランスシリーズは限定されています。製造時に入手できる最高峰の天然素材を使い、毎回400本しか生産していません。調合に使用する素材が植物由来であること、また収穫によって香りに変化があることから、各エディションの香りはたった一つのものです。
当社は貴重な天然植物素材に関する入念な調査を定期的に実施するところから、調合、製造およびハンドメイドのパッケージの制作までの全ての工程に責任を持って取り組んでいます。
フエギア1833の作品はイタリアのミラノにある当社の研究所で誕生します。研究所内ではジュリアンが1200種以上の素材で構成されるパレットをもとにフォーミュレーションの開発を行ないます。べデル自身がフレグランスを完成させるために生産地の異なるエッセンスを卓越した技術のもとにブレンドしています。
ジュリアン・べデル
「…そしてそれは遠い荒野を越え、香りの入り組んだ迷路へと辿り着く。その香りは朝特有のもの、そして鹿の気配を感じさせる心地よい香り」
ホルヘ・ルイス・ボルヘス「el otro tigre(もう一頭のトラ)」1960年