2024.3.4
時の経過により熟成されたヴィンテージパルファン「Le Cave Vintage（ル カーブ ヴィンテージ）」を、麻布台ギャラリーにて数量限定発売いたします。
今回発売となる全２１種の内 Alba（アルバ）、El Dorado（エルドラード）Equation（エクエイション）、Halo Lunar（アロ ルナール）、Komorebi（コモレビ）、Laberinto（ラベリント）、Misiones（ミシオーネス）、Pulperia（プルペリーア）の８種は日本初上陸となります。
「Le Cave Vintage（ル カーブ ヴィンテージ）」とは、時を超え熟成し続ける“ヴィンテージパルファン” のパイオニアとして、FUEGUIA 1833 が生み出した特別なパフュームコレクションです。
FUEGUIA 1833 の製品は、厳選された希少な原材料を使用しており、全てのパフュームコレクションは４００本前後の限定生産です。製造時に使用する植物の収穫時期により、香りに揺らぎが生じるため、各エディションの香りはたった一つしか生まれません。
「Le Cave Vintage（ル カーブ ヴィンテージ）」は、完成した製造ロットの内１５%を保管し、５年以上の歳月をかけ原材料分子が絶え間なく熟成することで、香りに円やかさと深みが加わり、更なる嗅覚探求をもたらします。
時を超えて熟成するヴィンテージパルファンの魅力を探求し、より緻密に表現される物語をお楽しみください。
Alba
I-XVII
黄昏時、森を支配するのは別の精霊。
スコットランドの invercauld （インバカウド）には気取らないムスク（麝香）が香る。
Amalia Gourmand
II-XVII
キッチンは隠れ家。窓から差し込む光は、かすかな光から明るさを増す。
Ámbar de los Andes
II-XVI
アンデス山脈一帯にある数多くの忘れられた洞窟には原始的な樹木が自生している。
そこから生み出されるのが、半透明でみずみずしさを秘めた琥珀。
Ballena de la pampa
II-XVI
アルゼンチンの広大な低地パンパのはるか遠くには予想もつかない生物の姿が見える。
それは 13 頭のジャコウ鹿とアンバーグリスと藁に縁どられたクジラが夜明け前に休んでいるイメージ。
Biblioteca de Babel
IV-XVI
ホルヘ・ルイス・ボルヘスの杉製書棚へ書物が整然と並んでいる。
重厚な革の装丁、羊皮紙とインクの匂い。
風化した本に宿る幾重にも重なる言葉、思考、時間と物質が息を吹き返す。
Cactus Azul
III-XVI
ウルグアイの海岸には海に面した庭がある。
そこには太陽のエネルギーを蓄え、大西洋からの雨で生きるサボテンの花が咲いている。
Cándido López
I-XVII
兵士が行進する足元の地面には、戦いで長い道のりを行軍した記憶が刻まれている。
その同じ土壌がグアヤカンの樹々やヤタイ椰子の木立を育む。
El Dorado
I-XVI
太古の昔から私たちの祖先は宝物を探し求めてきた。
エキゾチックで未知なる恵みをもたらす黄金郷「エル・ドラド」。
そこには遥かかなたへと通じる道もあれば、心の内へと向かう自分探しの道もある。
Equation
I-XVII
ツィオルコフスキーの偉大なる業績を受け、Equationは人間が観測できる宇宙から離れ、理論や想像で構成される銀河系へと誘う。
3 種類のノート、3 つの物語を宇宙という香りが一つにする。
Flores Negras
I-XVI
庭を歩いていると、植物のデュエットがあたりに漂う。
花たちとたわわに実をつけたデーツのヘスペリジン（ポリフェノールの一種）のノート、そのみずみずしさが光と陰で和らぐ。
Halo Lunar
II-XVII
月の光が氷の結晶からできている雲に反射する神秘的な夜の光景。
夜の香りはパタゴニアの「月の暈（かさ）」から得たインスピレーション。
Hornero
I-XVI
セアカカマドドリは木と泥で巣を作り、アルゼンチン全土に生息する。その名を冠した Hornero （カマドドリ）の香りは、ベチバーの根で作られた巣のように家にいる安らぎと寛ぎを与える。
Huemul
II-XVI
透き通るような美しいアンデス地方の森林では、アカシカに混じり、野生のゲマルジカが走る姿を見ることができる。
Komorebi
I-XVI
日本人が持つ光のコンセプト。
透き通る木漏れ日を突然遮るのはアンバー（琥珀）の風。湿気を帯びた空気に桜の香りが広がる。
La Joven Noche
III-XVI
植物学者らは探索を続けるうちにファン・フェルナンデス諸島に辿り着く。失われたサンダルウッドの木を見つけることは出来なかったが、焚き火の煙、命を与える大地と熱が混じり合う匂いが、たとえ一瞬でもあたりに漂う。
Laberinto
I-XVI
ベネチアとパタゴニアを繋げているのは「根」。
植物、木材およびバルサム香油の神聖な調合はアルゼンチンの詩人ホルヘ・ルイス・ボルヘスの著作「庭の分岐路」へと誘う。
Misiones
II-XVI
16世紀のイエズス会の聖堂がミシオネス熱帯雨林の自然の景観に埋没している。
そこには流れる川と力強いイグアスの滝が育むエルサレムアンバーが自生する。
Pampa Húmeda
III-XVI
蒸し暑い雨季の後に、寒冷前線の伴う冷涼かつ乾燥した風の香り。
強風により雲を消し、太陽により果てしない緑の草原を照らし出す。
イングランドの探検家ヘンリー・ハドソンは記憶に刻んだこのパンペーロのことをよく表現していた。
この香りにより彼の記憶が伝達される。
Pulpería
II-XVI
作家ボルヘスの短編小説「ピンクの角の男」と「記憶の人フネス」が会話を交わす。
ピュアなジンの香りに包まれながら。
Tagore
I-XVI
インドの博学者ラビンドラナート・タゴールはアルゼンチン滞在中、作家ヴィクトリア・オカンポと恋に落ちた。
様々な要素を含んだこのフレグランスは、二人の詩にインスピレーションを受けている。
Yakeñ
I-XVI
ヤケーヌは南米に自生する媚薬植物パラメラのケチャ語名。冷たい森に隠れ住む先住民マプーチェの肌にクジラの息がそっと触れる。
