自然の探究と共生を描く2つの香り

今回公開した「Linnaeus(リンネウス)」は、近代分類学の父として知られるスウェーデンの博物学者、カール・フォン・リンネから着想を得た作品です。

リンネは、植物や動物に属名と種名からなる学名を与える「二名法」を確立し、自然界の生き物を体系的に分類する方法を築きました。

ジュリアン・ベデルは、自然界の驚異に魅了され、その一つひとつを見つめ、理解しようとしたリンネの生涯と探究心を香りで表現しました。

ベルガモットとカルダモンによる、シトラスとスパイスの清々しい立ち上がりに、ベチバー、シダーウッド、コパイバが重なり、穏やかな大地と木々を思わせる香りへと移ろいます。

端正で落ち着きがありながら、爽やかなスパイスのニュアンスを感じさせる香りは、自然を見つめ、その中にある秩序を読み解こうとする知性と好奇心を思わせます。

「Manglar(マングラール)」は、スペイン語で「マングローブ」を意味します。

マングローブは、海水と淡水が出合う場所に複雑な根を張り、塩分の高い環境に耐えながら、海岸の浸食を防ぎ、多くの生命を守っています。
「Manglar」は、そうした生態系に見られる自然界の相互作用と共生から着想を得た作品です。 

水に浸る根や湿潤な森を思わせる、ウッディでアクアティックな香りに、ほのかな土や塩気、クリーミーな甘さとスパイスが重なります。

複雑に絡み合う根が陸と海をつなぎ、互いに支え合いながら生態系を育んでいく様子を通して、厳しい環境の中で生命を守り続ける、静かで力強い共生の姿を描いています。

ギャラリストコメントでは、ギャラリストの言葉とともに、それぞれの作品が持つ背景や情景、香りの魅力をご覧いただけます。

また、FUEGUIA 1833 では、ギャラリストが提案する香りのコンポジションをご紹介しております。
「コンポジション」とは、異なる香りを重ねることで、感覚やアイデンティティを自由に表現する体験です。ひとつひとつの香りに新たな奥行きを与え、コレクションをより深く探求いただけます。
香りが重なり合い、相互に作用することで、これまでにない表情が生まれます。 

上記の作品を使用したそれぞれのコンポジションをお楽しみください。

Composición

コンポジション

また、これまでの作品もすべて公開しております。
香りの重ね付けや組み合わせをお探しの方にも、新たな発見としてお楽しみいただけます。

※随時追加予定