自然と時間が描く、香りのゆらぎ 

エディションとヴィンテージ ペルフーメ 

FUEGUIA 1833のペルフーメには、「エディション」という番号が記されています。

 また、通常のペルフーメとは別に、過去のエディションを長期間保管した「ヴィンテージ ペルフーメ」と呼ばれる作品も存在します。

 この2つは、何を意味し、どのような違いがあるのでしょうか。

 その背景にあるのは、天然原料がもつ香りの「ゆらぎ」と、時間によって生まれる変化を大切にする、FUEGUIA 1833の香りづくりです。

 今回は、それぞれの特徴と、そこに込められた考え方をご紹介します。

エディション|自然が生み出す香りの個性 

FUEGUIA 1833の作品は、数量を限定したエディションごとに製造されています。
エディションとは、同じ作品を製造する際に、それぞれの製造単位を区別するためのものです。
天然原料は、たとえ同じ植物であっても、気候や土壌、収穫時期などの条件によって香りがわずかに異なります。
FUEGUIA 1833では、こうした自然が生み出す香りの「ゆらぎ」を大切にしており、同じ作品であっても、エディションごとに異なる表情が生まれます。
また、新しいエディションの制作は、ジュリアン・ベデルにとって、作品の表現を改めて見つめる機会でもあります。
作家が同じ著書の新版を刊行するように、ひとつの作品は異なるエディションを通じて、その世界を広げていきます。
エディションの情報は木箱や製品に記され、100mlのボトルにはシリアルナンバーが刻印されています。
同じ名前の作品であっても、エディションによって異なる香りの個性を楽しめることが、FUEGUIA 1833の特徴のひとつです。

ヴィンテージ ペルフーメ|時間が育む香りの変化 

ヴィンテージ ペルフーメとは、過去に製造されたエディションの一部を大切に保管し、長い年月を経た作品です。
FUEGUIA 1833では、これまで5年以上の時を重ねたエディションをヴィンテージ ペルフーメとして紹介してきました。
通常のエディションであっても生産数が限られるなか、その一部を長期間保管しているため、とても希少なものです。
ワインが葡萄の収穫年や生育環境によって異なる個性を持ち、熟成によって味わいや香りを変化させるように、ペルフーメもまた、使用された天然原料や時間の経過によって異なる表情を見せます。

FUEGUIA 1833では、蒸留によって得られたエッセンスを職人の手でブレンドし、時間をかけてマセレーション(熟成)を行います。
しかし、香りのゆらぎは、ボトリングされた後にも続きます。
ジュリアンは、長い年月を経たエッセンシャルオイルや、以前製造したペルフーメに触れるなかで、時間が香りにもたらす新たな表情に気づきました。
この発見から、過去のエディションが時を重ねることで見せる香りの変化を待つ、ヴィンテージ ペルフーメという考え方が生まれました。
時間による香りのゆらぎは、作品ごとに異なります。
ウッディな香りに新たな奥行きが感じられることもあれば、フローラルの軽やかな印象が変わっていくこともあります。
すべての香りが、時間とともに同じように変化するわけではありません。
ヴィンテージ ペルフーメは、時間を経ることで現れた、それぞれが持つ異なる香りの表情を楽しむことができます。

同じ作品から生まれる、異なる出会い 

天然原料が生み出す香りのゆらぎを大切にするエディション。
そして、時を重ねることで現れる香りの変化を感じることができるヴィンテージ ペルフーメ。
同じ名前の作品であっても、それぞれのエディションや時間がもたらす違いを知ることで、香りの新たな魅力に出会えるかもしれません。
ぜひギャラリーでも、それぞれの香りの個性をお楽しみください。

※ヴィンテージ ペルフーメは数量限定のため、取り扱い作品および在庫状況はギャラリーによって異なります。ご希望の作品がある場合は、ご来店前に各ギャラリーへお問い合わせいただくことをおすすめいたします。

2026.10.29

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