Ronroco

11.21 SAT Release


アカデミー賞受賞作曲家グスタボ・サンタオラージャと、ジュリアン・ベデルのコラボレーションによる新作。

楽器を形づくる木材や樹脂、演奏前の儀式から着想を得た、その創作背景をご紹介します。

音楽と香りが交わる、Ronrocoの世界

グスタボは、映画『ブロークバック・マウンテン』『バベル』の音楽でアカデミー賞作曲賞を受賞し、ゲーム『The Last of Us』の音楽などでも知られるアルゼンチン出身の音楽家です。
彼の音楽において重要な存在であるロンロコは、南米アンデス地方で古くから親しまれてきた、小型のギターに似た弦楽器「チャランゴ」から発展した楽器です。
チャランゴよりも大きな胴体を持ち、低く、温かく、深みのある音色を奏でるロンロコ。
その響きには、アンデスの広大な風景や冷たい空気、土地に根づいた人々の暮らしや文化が重なります。

1998年、グスタボはこの楽器の名を冠したアルバム『Ronroco』を発表しました。
素朴でありながら豊かな感情を宿すその音色は、彼の音楽世界を象徴する存在のひとつとなっています。
ブランド創設者でありアーティストのジュリアンは、その音色だけでなく、楽器を形づくる木材や、音楽が生まれる空間、そして演奏に向き合うグスタボの姿勢にも着目しました。
グスタボは、演奏やレコーディングの前に、セージなどの植物を焚き、立ち上る香りとともに創作へと向かう時間を大切にしています。
煙が静かに立ち上り、木材の温もりと植物の芳香が空間に広がる。
その習慣には、古くから自然や植物と精神的なつながりを築いてきた南米の文化とも通じる、儀式的な一面があります。
ジュリアンは、こうした創作の時間に漂う香りと、アンデスの澄んだ冷たい空気を重ね合わせ、ロンロコの世界を香りとして表現しました。
調香では、樹脂が持つ重厚なスモーキーさだけでなく、その中に潜む透明感や軽やかな香りにも着目しています。
音楽家がさまざまな音を重ね、響きや余韻を調整しながら一つの楽曲を完成させるように、異なる香りの要素を繊細に組み合わせることで、ロンロコが奏でる深く静かな響きを香りへと昇華させています。

ロンロコを象徴する3つのアコルデ

ロンロコの作品世界を象徴するアコルデには、「Copal(コパル)」「Oud Chaco(ウード チャコ)」「Salvia del Monte(サルビア デル モンテ)」の3つが記されています。
アコルデとは、作品の個性や世界観を象徴する2〜3つの言葉です。音楽の和音のように、それぞれの要素が響き合いながら、ひとつの作品を表現します。
アコルデに記された言葉は、必ずしも実際の使用原料と一対一で対応するものではなく、作品の着想となった風景や文化、記憶などを表す場合もあります。

香りとともに響く、特別な楽曲「Sicalis」

今回のコラボレーションに際し、グスタボは楽曲「Sicalis(シカリス)」を特別に作曲しました。
曲名の「Sicalis」は、アルゼンチンの鳥「Jilguero」の学名に由来しています。
鳥が本能のままに声を響かせるように、自然から生まれる音楽のあり方を感じさせる作品です。
「Sicalis」はSpotifyやApple Musicなどで公開されており、グスタボ自身が選曲した、ロンロコを使用した楽曲のプレイリストもお聴きいただけます。
30ml・100mlのパッケージには、プレイリストへアクセスできるQRコード付きリーフレットが付属します。
香りを感じながら音楽に耳を傾けることで、Ronrocoの世界を異なる感覚からたどることができます。

2026年11月21日(土)より、国内全5ギャラリーおよび公式オンラインにて発売いたします。

※5ml Perfumeの単品販売は、公式オンライン限定です。
※麻布台ギャラリーでは、お好きな5ml Perfumeを2本お選びいただけるウッドボックス付きセットとして販売いたします。