Durazno

ドゥラスノ

アジア文化に触れたときに立ち現れる夢のような感覚から誕生した作品。

桃茶のカップから立ちのぼるやわらかな湯気。
静かなひとときが儀式へと変わり、葉と花が香りへと姿を変える瞬間です。
中国や日本の伝統において、茶は単なる飲み物ではなく、時間と忍耐、そして存在に向き合うための儀礼でもあります。
お茶を淹れ、味わう行為は、速度を落とし、繰り返しと静けさの中に美を見出す営みです。

ピーチリーフ、ポメロフラワー、ハニーサックルに、カルダモン、グアバ、ジャスミン、ローズ、アンブレットが重なり、静かな調和を描き出します。

Gallerist Comments

ギャラリスト コメント

求めず、与えもせず、ただそこに在る。
つい忘れてしまう大切な"何か"のよう。
「Durazno」を纏うと、ほんの少しだけ優しくなれる気がする。

– Azabudai Senior Gallerist / M.Y.

今の自分は素直な自分?偽りの自分?
この香りを纏う時、もはや本当の自分を探さなくていい。不完全な、ありのままの今の私を包み込んでくれる。
そっと静かに寄り添い続けてくれる。

– Ginza Senior Gallerist / A.H.

渋さや湯気のゆらめきと一緒に表現された、情緒のある桃の香り。
柔らかさに余白を感じるので、穏やかな昼下がりに纏いたい。

– Azabudai Senior Gallerist / M.H.

茶葉がひらく余白を慈しむ
香りを孕む蒸気 喉を透る温度
抽象画のような記憶
輪郭のない音

– Ginza Senior Gallerist / S.T.

夢のような感覚から生まれた香り
理由を求める事なく思いかけない優しい花のよう

– Roppongi Senior Gallerist / R.N.

音で表すと低音の支えがなく、触れれば消えてしまいそうな輪郭だけの響き。
霞のような一瞬の気配、触れたそばから解けていく境界を持たない優しさ。

– Azabudai Assistant Gallery Manager / T.S.

宝石すくいのように掬いあげた瞬間のきらめくような軽さがあり、触れたかどうかわからないまま、正気と夢のあいだへ連れていく妖精のよう。
懐かしい記憶がからだの奥でほどけ、あとにはただヌードな感覚だけが残る。

– Azabudai Senior Gallerist / M.K.

私の弱さを肯定する。
きゅんとする甘さと、ぷるっとした質感。
ゆらめき、立ちのぼる温度。
これはもしかして、私の物語の伏線なのかもしれない。

– Roppongi Gallery Manager / C.T.

朝靄の中、東洋の庭園にて一人、丁寧に淹れた白茶を愉しむような静かな時間。
そこでは裏表のない自分自身でいられる。
決して直接的ではない。
繊細な粒子が重なり合い輪郭を露わにしている。

– Ginza Senior Gallerist / T.D.

桃の温度を知ることができる。
隣りにいる時。近くで見つめられた時。
あの人に触れられたとき。

– Trainer / M.H.