Tierra del Fuego

ティエラ デル フエゴ

スペイン語で「火の土地」を意味し、南アメリカ大陸南端部に位置する諸島の
こと。荒涼とした大地が広がり、冷たく激しい風が吹きすさぶ虚しくも
美しい土地、まるで熟 れたベリーのような闇を、クローブで表現。陰のある、
センシュアルなスパイシーウッディ。

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ギャラリスト コメント

1つの物語が終わり、新しい始まり。スパイシーでホットなチャイティーのような香りは、冬の冷えた寒さに良く似合う。キャンドルを灯した聖なる夜に願いを込めて纏いたい。

– Trainer / M.H.

最果ての地、ティエラ・デル・フエゴ。
大地から火が噴出すような光景を彷彿とさせるクローブとサンダルウッドのコンビネーション。
グレープフルーツ、コリアンダー、ブラックペッパーが大地に抜ける風を想起させる。
虚しくも美しい世界の果て。

– Azabudai Gallery Manager / Y.T.

クレオパトラが愛したとされる「クローブ」の香りがエキゾチックかつ上品に香る。クローブはスパイスの中で最も香りが強く、料理では肉のくさみを抑える時にも使われる。狩猟民族ヤーガン族が暮らしていたTierra del Fuego島での食卓を想像させる作品。
炎の中から聞こえるグツグツと煮えたきる熱々の一品。立ち込めた湯気から香るスパイスやフルーティーな酸味。一体どんな料理だろう。

– Roppongi Assistant Gallery Manager / U.K.

冬が寒いだけではないと教えてくれる香り。
大切な人たちと家で過ごす、あたたかく穏やかな時間。
その豊かさを思い起こさせる。

– Trainer / E.N.

この香りを香ると冬の街が浮き立つクリスマスシーズンの情景を思い出す。みんな忙しいけど年末だけは予定を合わせて時間をつくる。冬の寒さと久しぶりに会ったけど肩肘張らないリラックスした会話を楽しんでる時間。そこにホットワインとシュトーレンがあったら最高だ。

– Azabudai Senior Gallerist / K.T.

『あぁ、冬だ』
冬を思わせる冷たく刺さる空気のように。
鼻にキーンと突き刺さり痛くなるほどに。
その中でもクローブのスパイスが儀式で踊る魂のよう。

– Ginza Senior Gallerist / A.M.

火の土地と呼ばれるフエギアの家。熟れたベリー、ウォームスパイシー。エキゾティックな香りはあたたかく迎えてくれる家なのか。大自然の厳しさに人は試され身を任せることができるのか。

– Roppongi Gallerist / Y.F.

〝世界の果て〟
冷寒なその地に暮らしていたYagán族は衣服ではなく燃ゆる焚き火のあたたかさをを纏っていた。
肌を刺すほどの冷たい風が吹く日に感じてほしい。
大地から湧き上がるような焚き火の煙をおもわせる丁子と白檀を。
その地に吹く風の香りは、また別の作品へと続いていく。

– Azabudai Senior Gallerist / S.T.